「このスキル、だいぶ勉強した。…でも、実際にはまだやったことがない」
そんな自分に、モヤモヤしていませんか?
たとえば
- ライティング講座は修了したのに、実際に納品した記事はまだゼロ。
- Web制作を勉強したけど、自分のポートフォリオ以外制作したことがない。
- 動画編集の教材はひと通り終えた。
でも、クライアントに納めた経験はまだない。
「いつかやってみたい」「ちゃんと準備が整ってから」…
そう思っているうちに、気がつけば数ヶ月、何も動いていない——
そんな状況から抜け出すきっかけが
“実際に手を動かしてみること”なのかもしれません。
「準備が整ってから…」とタイミングを見計らっていると、
その“準備”は、いつまでも終わらないのかもしれません。
むしろ大事なのは、ちょっと不安でも、まずやってみること。
やってみて、見えてきた課題を修正して、またやってみる。
この繰り返しが想像していたよりもずっと早く
私自身を変えていったんです。
とはいえ、“やってみる”のは怖い。
そんなとき、どう動き出せばいいのか一緒に考えていきましょう。
未経験ジャンルで結果を出す人の共通点
「やったことがない仕事を、自信を持ってこなす」
そんな人を見ると、つい思ってしまいませんか?
「どうしてあの人は、最初の一歩が踏み出せたんだろう?」と。
でも、特別な才能や強いメンタルがあるわけじゃないんです。
結果を出している人たちには、いくつか共通している“動き方”がありました。
共通点①:とにかく“やってみる”機会を自分でつくる
実務未経験の人ほど
「誰かに頼まれるのを待つ」傾向があります。
でも結果を出している人は違います。
- 知り合いのSNSバナーを勝手に作って提案する
- 仮想のクライアントを設定して、ポートフォリオを実案件風に作る
- 自分のブログをクライアントワークのつもりで運営する
「頼まれていないけど、やってみた」経験を積み重ねています。
この動きが“実務ゼロ”の壁を突破する最大のポイントです。
共通点②:「完璧より提出」を優先する
未経験の人ほど
「もっと良いものを出さなきゃ」と思いがち。
でも、最初のうちは“完璧”なんて無理なんです。
結果を出している人は、「出すこと」を最優先にします。
そしてフィードバックをもらって修正する。
それを繰り返します。
完璧を目指して止まっていた私も、
「未完成でも、まずは出してみる」と腹をくくったときに、流れが変わりました。
正直なところ
「うまくできていない自分を見せるのが恥ずかしい」と思っていました。
でも、誰かに見せて初めて
どこがズレているのか、どう改善すればいいのかが分かるんです。
そうしてようやく
「学んだこと」が「誰かに届ける経験」に変わっていきました。
共通点③:動きながら情報発信している
結果を出す人は、アウトプットをためらいません。
ブログ、X(旧Twitter)、note、ポートフォリオ…
進行中の学びや、試行錯誤、気づきを積極的に公開しています。
「こんな初歩的なことでいいのかな」と思うことでも
誰かにとっては価値のある情報ですし
何より、“やっている感”が周囲に伝わること自体が信頼になるんです。
私も、制作中のプロジェクトの裏側や苦戦したポイントを投稿したことで
「お願いしたい」とDMをもらったことがあります。
“何をしているか見せること”は
次の依頼を引き寄せる力になるんだと実感しました。
何も、すべてを完璧にこなしてから動く必要はありません。
「できることをやってみる」「発信してみる」
その積み重ねが、結果に変わっていくのです。
“やったことがない”自分をどう乗り越えるか
「未経験でもやってみよう」と思えても、
いざ動こうとすると、足が止まってしまう
そんな経験、ありませんか?
頭では分かってる。
やらなきゃいけないことも、たぶん分かってる。
でも、動けない。
手が止まる。
気づけば別の作業に逃げている。
私もずっとそうでした。
結局、「やったことがない」自分をどう乗り越えるかって
気合でも才能でもなく、“考え方”を少し変えるだけだったんです。
自分を「初心者」ではなく「進行中の人」として扱う
「自分はまだ未熟だから…」と考えると、いつまで経っても行動が止まります。
でも、「自分は今、成長の途中にいる」と捉えると、行動のハードルが下がるんです。
たとえば「初心者だから失敗したら恥ずかしい」と思っていた私も
「これはプロになるまでの一歩」と思えた瞬間から
少しずつ動けるようになりました。
未完成でも、下手でも、「今の自分ができる最大限」で出していい。
その許可を自分に出すだけで、次の行動が軽くなります。
「失敗したらどうしよう」より、「失敗しても続ける」と決める
やったことがないときに一番怖いのは
「失敗したらどうしよう」という不安。
でも、正直に言うと
最初の数回なんて、たいていうまくいきません。
提案がスルーされたり
納品したものに修正が入ったり
思っていたより時間がかかったり。
うまくいかないのが、普通です。
でもそれを「やっぱりダメだった」と思うか
「よし、ここから伸びしろが見えた」と思うかで
その後の行動が大きく変わります。
私自身、「1回失敗したら終わり」じゃなく
「何回でもやり直せる」と思えたとき
行動が止まらなくなりました。
失敗は怖いものじゃなくて
「次に活かせる情報収集」
そんなふうに捉えられると、怖さが少しだけやわらぐんです。
「経験がないからできない」ではなく「経験するためにやってみる」
未経験って“できないこと”の証明ではなくて、
“まだ経験していない”というだけの状態。
それを「やらない理由」にするのか
「始める理由」にするのか。
この視点の差が、その後の成長スピードを大きく分けます。
私は「できるようになってからやる」ではなく
「やりながらできるようになる」という思考に変えてから
チャンスを逃さなくなりました。
最初の一歩に自信はいりません。
必要なのは
「この一歩が未来につながる」と信じて、動いてみること。
「やったことがない」は、行動を止める理由じゃなくて
「ここから始められる」というスタート地点でもあるのです。
“実績がない”状態でどう案件を獲得するか
スキルはある。
学習もした。
やる気もある。
でも「実績がない」ことで案件に応募できない。
あるいは、「提案しても通らない」と感じていませんか?
私も最初、実績がゼロなことがものすごくハードルに感じていました。
でも、そこで止まらずに進めたのは
「実績=過去の依頼」だけじゃないと気づけたからです。
「実績=お金をもらった仕事」だけじゃない
まずお伝えしたいのは
実績の定義はもっと広くていいということ。
- 自分で作ったポートフォリオ
- 架空案件を想定した制作物
- 友人や知人に無料で提供した成果物
- 学習過程で仕上げた課題のアウトプット
これらも立派な
やったことのある証拠=“実績”になります。
たとえば、私が初めてInstagram運用の案件を受けたときもそうでした。
知識は勉強していたし、投稿設計やターゲット分析も学んでいました。
でも実務として、実際のアカウントを任されるのはそのときが初めて。
正直、「本当に通用するかな…」と不安はありましたが
「勉強してきたことを、実際にやってみよう」と思い切って引き受けました。
調べながら、相談しながら、とにかく丁寧に進めたことで
クライアントにはとても喜んでいただけて
「またお願いしたい」と言ってもらえたんです。
その経験を通じて
「やったことがある」に変えるのって
こういう小さな一歩なんだなと実感しました。
クライアントが見ているのは「信頼」と「誠実さ」
案件を獲得するために必要なのは
たしかに実績は必要かもしれません。
でもそれよりも大事になってくるのは
「この人に頼んで大丈夫そう」という安心感です。
そのために私がやっていたことは、たとえば:
- 提案文はテンプレじゃなく、相手の投稿内容をきちんと読み込んで書く
- ポートフォリオには「どこを工夫したか」「どう考えて作ったか」も書く
- 学習中のことも含めて、SNSで“取り組んでいる姿勢”を見せる
すると徐々に、「実績があるから」ではなく、
「一緒にやってみたい」と声がかかるようになりました。
やったことがない、でもやってみたい——その気持ちがすべての始まり
「実務経験がないから」「まだ成果を出せていないから」
そんな理由で、自分の可能性にフタをしていませんでしたか?
でも、
- やってみてからじゃないと見えないことがある
- 未完成でも、誰かのために動くことで初めて得られる経験がある
- うまくいかなくても、それが“次の改善”のヒントになる
そうやって“やったことがない”を“やったことがある”に変えていく人たちが
少しずつ、でも確実に道を切り拓いているのだと気づきました。
スキルを学んできたあなたなら、もう準備は十分です。
あとは「やってみたい」の気持ちに
そっと一歩だけ乗せてみてください。
最初は誰でも未経験。
でも、最初の一歩を踏み出したときから
もうあなたは“経験者”への道を歩き始めています。
「それでもまだ不安で動けないかも…」と思ったら、
一人で抱え込まずに、LINEで気軽に声をかけてください。
ちょっと壁打ちするだけで、次に進むヒントが見つかるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました🌾