フリーランスの心得

フリーランス辞めたい主婦が“再始動”できた7つのコツ|限界から抜け出す生き残り戦略

「もうやだ、限界。辞めたい。」
その言葉が、自分の口から出る日が来るなんて思っていませんでした。

息子が癇癪を起こして叫び、手が付けられない。
義母は「あら〜大変ね」と言いながら、見てるだけ。
旦那は「俺はこれ以上できない」と言いながら
スマホ片手にソファで寝落ち。

朝も昼も夜も、手が空けばパソコンの前。
それでも月の収入は3万円。良くて5万円。
編集しても編集しても上がらない単価。
続かない案件。

部屋には、昨日たためなかった洗濯物。
「家にいるのになんで掃除できてないの?」と責める声が刺さる。

誰の役にも立ててないって思った瞬間
ほんの少しだけ、心が折れました。

こんにちは!
フリーランス3年目になるこむぎです🌾

心が折れたあの時
本気でフリーランスを辞めようかと考えていました。

でも、せっかく時間をかけて学んで、積み上げてきた仕事。
本音を言えば、辞めたくなんてなかったんです。

だから私は、“全部を手放す”じゃなくて
“もう一度、自分のために整えてみよう”と決めたんです。

正直、すぐにうまくいったわけではありません。
やり方を変えても
しばらくは結果が出なくて不安な日もありました。

それでも少しずつ、働き方も、気持ちも、整えていって。
今では、自分のペースでフリーランスを続けられる形が
ようやく見えてきた気がします。

この記事では
私が「もう辞めたい」と思ったあの日から
どう働き方を整えて“生き残る選択”をしてきたのか。

これまで実際にやってきたことを、7つの視点でお話しします。

もしあなたが今、かつての私のように限界を感じているなら
少しでもヒントになれたらうれしいです。

「辞める」ではなく「整える」という選択肢があった

「辞めるか、続けるか」その二択に
何度も心が揺れました。

でもあるとき
「このままのやり方で続ける」のではなく
「やり方自体を見直す」という方法があると気づいたんです。

それは、頑張り続けることでも、諦めることでもなく
“整える”という選択でした。

時間の使い方、人との関わり方、仕事への向き合い方。
一つひとつを「私にとってちょうどいい形に変えていく」ことで、
少しずつ心がラクになり、もう一度「やってみよう」と思えるようになっていきました。

このあと紹介する7つのコツは、まさにその第一歩でした。

フリーランスを辞めたい時、私が整えた“7つのコツ”

「時間が足りない…」を脱出!朝と家事の“再設計術”

朝の過ごし方を変える

「ようふくだしてー!」
「はんかちどこー?」
「でーきーなーいー」

…と、これに全部付き合ってたら、あっという間に登園の時間。
「はやくして!」が常に口癖。

イライラした言い方をすれば子供は癇癪を起し地獄絵図。

なので、まずは自分が心の余裕を持つために
どうしたらいいのかを考えました。

最初にやったのは
家の中にある物の場所を明確にすること。

何がどこに入ってるか
かたっぱしからテプラで名前をつけて
子どもが自分でできる仕組みをつくりました。

たとえば
前日の夜に一緒に服を選んでおく
朝やることを「見える化」したチェックリストを作る
などなど。

これだけで、朝のバタバタがグッと減って
自分の時間が確保できるようになりました。

時間ブロック術を取り入れる

「今はこれだけに集中する」と決めたことで
ダラダラ作業が減り
やるべきことに取りかかりやすくなりました。

時間の区切りを意識することで
気持ちの切り替えも少しずつ上手になってきた気がします。

…とはいえ
自分で時間をコントロールするのって
意外と難しいんですよね。

私も最初は「タイマーを使って時間管理!」と意気込んだものの
気づけばスマホを手に取ってSNSを開いてしまう…
なんてこともしょっちゅうでした。

そこで、スマホ機能を“強制ロック”してくれるアプリを使って
SNSや動画アプリを一定時間触れないように制限していました。

ついスマホを触ってしまうクセが減って
「気づいたら1時間経ってた…」なんてことも少なくなりました。

子どもとの連携も“仕事のうち”と考える

「子どもがいるからできない」ではなく
「子どもと一緒に進めるには?」という視点に切り替えたら
罪悪感が減ってラクになりました。

たとえば
午前中の作業タイムは「静かに遊ぶ時間」として
子どもにも一緒に約束してもらったり
作業が終わったら一緒におやつを食べる“ごほうびタイム”を設定したり。

また、子ども自身が予定を確認できるように
「ママの仕事タイム」「お手伝いタイム」「いっしょに遊ぶタイム」などを
一緒にホワイトボードに書いて見える化するようにしたら
自然と“今はこういう時間なんだ”と理解してくれるように。

もちろん、すぐにうまくいくわけではありません。
「静かに遊ぶ」ってなにそれ?状態からのスタートだったし
「ママ見て〜!」の声に正直、イライラした日もあります。

でも、それでも少しずつ“この時間はこう過ごす”というリズムができていくと
親も子もだんだんラクになる。

根気はいるけど、やってよかった工夫のひとつでした。

子どもと連携することで
スケジュールの見通しも立ちやすくなって
“親としての自分”と“働く自分”が分断されずにすむようになりました。

今日何する?をAIに考えてもらったらラクすぎた

毎朝「今日何しよう」「どれから手をつければいい?」って
頭の中がごっちゃごちゃで動けないことが多かったんです。

そんなとき
ChatGPTに「今日やるべきこと、全部言うから整理して」
って頼んでみたんですよね。

そしたら、

  • やることをリスト化
  • 緊急度・重要度ごとに分ける
  • それを元に、ざっくりスケジュールを組む

…っていう神対応をしてくれたんです。笑

紙の手帳やアプリは全然続かなかったのに
誰かに“整理してもらう”だけでここまで動けるんだ!
って正直びっくり。

ズボラでも思考停止でも
毎日進めるようになったのは間違いなくこの仕組みのおかげです🤖

単価が上がらなかったのは“スキル”より先にやることを知らなかっただけだった

「スキルがないから、安い案件しかできないんだろうな…」


フリーランスを始めたばかりの私は、ずっとそう思っていました。

でも今振り返ると、単価が上がらなかったのは“スキル”じゃなく、“信頼を積み重ねる行動”を知らなかったからだった。

特別なスキルがなくても、
「この人に任せたら安心」と思ってもらえる行動や、伝え方の工夫だけで、少しずつ案件が広がっていったんです。

たとえば以前の私は、実績が少ないのを気にして「初心者ですが頑張ります!」って書いてました。 でもあるとき、「こういう提案をすれば成果が出ます」という“目的と提案型”に変えてみたら、それだけで受注率が上がったんです。

さらに、過去にやった仕事を「どんな課題を解決したか?」という視点で書き直してみたら、 「それお願いできますか?」って逆に指名されることも増えて。

大事なのは「できるか」より、「頼みたい」と思わせられるかどうか。 継続してもらうには、技術よりも“信頼貯金”の方がよっぽど大きいって気づきました。

“信頼貯金”って、こうして少しずつ貯まっていった

私が最初に取り組んでいたのは動画編集の仕事だったんですが、
編集作業って基本的に“ひとりで黙々と進める”ものだと思っていて、
「納期に間に合えばそれでOK」と考えていました。

でも今思えば、相手からすれば「進んでるのか?」「本当に大丈夫?」と不安になるものだったはずなんです。

さらに、家事や育児の合間で返信が遅れてしまったり、
「こんなこと聞いていいのかな…」と迷って質問を後回しにしてしまったり。

自分では“ちゃんとやってるつもり”でも、
相手にとっては**「本当にこの人に任せて大丈夫?」**と思わせてしまうような場面がいくつもありました。

  • 連絡をもらったら、なるべく早く返すようにした
    (安心感って“スピード”でも伝わる)
  • わからないことはすぐに確認
    (勝手に進めるほうがトラブルになる)
  • 進捗をこまめに伝える
    (「放置されてる?」って不安をなくす)

この3つを丁寧に続けていく中で、
「またお願いしたいです」と言ってもらえることが
少しずつ増えてきました。

今ある力でも、信頼は積み上げられる

「できること」だけじゃ、選ばれない。
選ばれるのは、「この人なら安心」と思ってもらえる人。

スキルを磨くのも大切。
でもその前に、今ある力で、どう信頼を積み重ねるか。

私はそこを変えたことで、少しずつ結果が出るようになりました。

やることより“やらないこと”を決めたら心が軽くなった

「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとやらなきゃ」

そんなふうに、ToDoリストばかり増やしていた頃。
気づけば、“やる気”も“余裕”もどんどん減っていく毎日でした。

あるとき、ふと思ったんです。
「やることじゃなくて、やらないことを決めたらどうなるんだろう?」って。

そこで作ってみたのが、“NOT TO DOリスト”

一気に全部を変えるのは難しいから、
まずはこの3つだけ、“やらない”って決めてみました。

  • 「まだやれるかも」で詰め込まない
    (限界じゃないからって追加するの、地味に消耗の元)
  • “休むこと=サボり”と思わない
    (ちゃんと休んでこそ、続けられるし、成果も出る)
  • 「みんなできてるのに」と比べない
    (見えてる部分=その人の100%じゃない)

この3つをやめただけでも
“サボってる”っていう罪悪感がなくなって
頭の中も、心の中もずいぶん軽くなりました。

やることを増やす前に
やらなくてもいいことから見直してみる。

意外とその方が
うまく回ったりするんですよね🤔

「誰にも頼れない…」から抜け出す“小さなつながり”の作り方

在宅で働いてると、誰かと話す機会がほんとに少なくて。
一日中しゃべらずに終わる日
なんてざらでした。

でも、家族にだって頼れないときがある。
夫には「忙しいから」と流されて、
ママ友には仕事の話がしづらくて。
「誰にも相談できない」「わかってくれる人がいない」って感じるたびに、
じわじわ心がすり減っていくような感覚がありました。

そんなとき、私は思いきってTwitter(今のX)で
在宅ワークしてる人の投稿にコメントしてみたんです。
「それ、私も同じです…!」って。

そしたら、返信が来て。
ほんの短いやりとりだったけど、
それだけでも、誰かとつながってるって感じられて、不思議と気持ちが軽くなったんです。

その後、オンラインスクールに入ったこともあって、
Slackでちょっと雑談したり、誰かの悩みに共感したり。
そんなちょっとしたやりとりだけでも、
「ひとりじゃない」って思える瞬間が増えていきました。

無理に人脈を広げなくてもいい。
1人か2人、「話せる人」がいるだけで、孤独感はかなり減らせるんです。

「あの人すごい…」で凹む日々から抜け出したマイルール

SNSを見ていると、どうしても出てくる「この人すごい…」っていう気持ち。 誰かの実績や報告を見るたびに、自分が情けなく感じて、無意識に落ち込んでいました。

でもある日、気づいたんです。 その人たちは、私と“条件”も“状況”も全然違う。 比べたってしょうがないって頭ではわかってたけど、心が追いついてなかった。

そこで私が決めたのが、“SNSルール”と“マイルール”。

私のSNSルール

  • 見る時間を決める(朝と夜の10分だけ)
  • 見たあとにモヤっとしたら即アプリ閉じる
  • 自分のペースを乱される投稿からは一旦距離をおく

私のマイルール

  • 昨日より1ミリでも前に進んでたらOK
  • 「私には無理」は言わない、思っても書かない
  • できたらちゃんと「すごいじゃん私!」って自分を褒める

誰かと比べるのをやめるって、簡単じゃないけど、
「自分の道を自分で決める」っていう感覚を持つだけで、すごくラクになりました。

“理想の誰か”じゃなく、“昨日の自分”とだけ比べていけたら、
凹む時間より、動ける時間の方が増えていきます。

フリーランスを続けるコツは、働き方を“あなた仕様”に変えること

フリーランスは自由だからこそ、不自由にもなれる。
誰かの正解をなぞるよりも、「自分にとって心地いい働き方」を見つけることが、長く続けるための鍵なんだと思います。

うまくいかないときは、辞めるか続けるかじゃなくて、立ち止まって“整える”という選択肢を思い出してみてください。

私がそうだったように、あなたにもまた「再始動」できるタイミングが、きっとあるから。

私もまだまだ、うまくいかない日もあるし、立ち止まることだってある。
でもそれでも、「やってみようかな」と思い直して進めた日は、ちゃんと積み重なってると思うんです。

あなたにも、そんな日がひとつでも増えたらうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!