フリーランスをやってて「自信がないな…」って感じるとき、
その原因って、実はスキル不足じゃないことが多いんだよね。
自信がなくなる一番の理由は、
「比べることが、いつのまにか習慣になっちゃってる」ってこと。
無意識に、ずーっと誰かと比べてる。
SNSの投稿、ポートフォリオ、提案文のテンプレ…
いろんな場所に「他人の正解」ってあふれてて、
知らないうちに、それと自分を比べ続けてしまう。
(私も、SNSで「今月30万いきました!」って投稿を見るたび、心がズーンと重くなってた時期があった。)
でも、足りなかったのはスキルじゃなかった。
ほんとは、「どう受け取るか」っていう“見方”のほうだったんだよね。
この記事では、
“自信をなくす構造”の話と、そこから抜け出すための考え方を
わかりやすく話していきます。
なぜ“フリーランスで自信がない”と感じるのか?
在宅でフリーランスを始めた頃は、
「これからもっと頑張れば伸びるはず!」って思ってたのに、
なぜか月日が経つにつれて、自信を失っていく——。
それって、スキルが足りないからじゃない。
じつは、「比べすぎ」が日常になってることが原因かもしれません。
気づかないうちに、“誰かと比べる”のが日常になっている
フリーランスになってから、
SNSで流れてくる実績報告や「月30万稼げました!」といった投稿が、妙に気になるようになった…。
そんなふうに感じていませんか?
情報収集のつもりで見ていたはずなのに、
「私、何やってるんだろう」
「同じくらいに始めたはずなのに…」
と、いつの間にか自分を責める材料になっている。
この状態が続くと、「頑張っても報われない」ような無力感がじわじわと積もってしまいます。
テンプレの落とし穴。“真似してるのに成果が出ない”の苦しさ
実績の見せ方、提案文の型、ポートフォリオの整え方…。
ネットや講座で学んだ「正解の書き方」を真似しても、案件は取れない。
そうすると、
「これだけやってもダメってことは、私のせい…?」
という思考に変わっていきます。
テンプレは“道しるべ”のように見えて、
うまくいかないときには“自分にはできない”というレッテルになりやすい。
本来は「真似」ではなく、「自分の強みをどう伝えるか」を考えることが大事なのに、
それを忘れたまま、型に合わせるだけになってしまうと、自信はどんどん削られていきます。
「正解がない働き方」だからこそ、人と比べてしまう
フリーランスには、誰も答えをくれません。
上司もいなければ、評価制度もない。だから、「私はうまくやれているのか?」が判断できない。
そんなとき、人の投稿や実績を“目安”にしようとするのは自然なことです。
でもその比較は、たいてい「自分を下に見る」ために使ってしまう。
・あの人の方が稼いでる
・自分だけ案件が取れていない
・発信している人が眩しすぎる
気づけば、自分の評価軸をまるごと外に預けてしまっている状態に。
“自信がない”の正体は、選べなくなることだった
「自信がないから動けない」
そう思っている人は多いけど、実は少しズレているかもしれません。
本当は「動けない」のではなく、「何を選んだらいいか、わからなくなっている」のかもしれないからです。
“比べる”がクセになると、判断の軸が外側にずれていく
SNSやポートフォリオ、提案文のテンプレート。
フリーランスとして働いていると、他人の“成果”や“正解っぽい情報”が自然と目に入ってきます。
最初は「すごいな」「参考になるな」と思って見ていたはずなのに、
気づけばそれが、自分の判断材料になってしまっている。
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あの人がやってるから、私もやった方がいいかも
-
こっちの方がちゃんとして見えるかな
-
このやり方は評価されやすいって聞いたし…
本来、自分のために選ぶべきものが、
「他人の正解に沿っているか?」で決められていく。
結果として、自分で決めたはずなのに納得できない。
「これでよかったのかな?」と、ずっと迷いが残る。
それが、“選べなくなる”状態の始まりです。
選べない状態が続くと、やがて「私は向いてない」と思い始める
「やった方がいいのはわかってるのに、なぜか決めきれない」
そんな日が続くと、行動できない自分に対して、
「やる気がないのかな」「センスがないのかも」と、つい責めてしまいがちです。
でもそれは、決して“怠け”や“覚悟のなさ”ではありません。
「どれが正解か分からない」状態に陥り、
判断の負担が大きすぎて止まっているだけなのです。
誰もが通る迷いの中で、自信を失っていくのは、あなただけではありません。
「自分の感覚」ではなく、「どう見えるか」で決めてしまう
SNSに投稿するか迷ったとき、
提案を出そうとしたとき、
頭に浮かぶのはこんな思いかもしれません。
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変に思われたらどうしよう
-
実績が足りないって思われそう
-
ちゃんとしてないって見られるかも…
その結果、本当はやってみたいことも、
「見え方」を優先して選べなくなってしまう。
こうして“他人の目”が選択の基準になったとき、
自信は、じわじわと削られていくのです。
フリーランスの“自信がないループ”から抜け出すには?
自信がなくて動けない。何を選べばいいのかもわからない。
そんなループにハマってしまったとき、必要なのは「もっと頑張ること」でも「すごいスキルを身につけること」でもありません。
まずは、「見方=フィルターを増やす」という考え方を持つことです。
フィルターとは、“情報の受け取り方”の癖
フィルターとは、物事をどんな視点で捉えるか、という“思考のレンズ”。
同じ言葉や出来事を見ても、どんなフィルターで見るかによって、受け取り方は全く変わります。
たとえば「月30万円達成しました!」という投稿。
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モチベーションが上がる人もいれば、
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自分には無理だと落ち込む人もいる。
この違いは、その人が持っているフィルターの差なんです。
フィルターが少ないと、他人の言葉や価値観に振り回される
フィルターが少ない状態だと、他人の意見がそのまま“正解”として突き刺さってしまう。
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SNSの投稿を見るたびに焦る
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スクールやインフルエンサーの言葉に従いすぎる
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自分の考えよりも“評価されそうな方法”を選ぶ
結果、判断軸が他人に乗っ取られて、自分の感覚で選べなくなっていく。
思考が浅く、反応が一面的になる。会話も発信も、どこか“薄い”ものになってしまう。
フィルターを増やすとは、“見え方のバリエーション”を持つこと
「これは自分に合わない」
「この人にはこの人の背景がある」
「“正解”って人によって違うかも」
と受け取れるようになると、情報に呑まれずに済みます。
この“見え方の幅”こそが、選べる自分をつくってくれる。
選べるということは、自分の判断に納得できるということ。
そしてそれが、「自信」につながっていく一歩になります。
「自信がない」は、自分に足りないからじゃない。
“どう受け取るか”の視点が偏っていただけ。
だからまずは、「どう見るか」「何を選ぶか」を少しずつ取り戻していくこと。
それが、自信を立て直す一番はじめの土台になります。
「フリーランス 自信がない」状態を抜け出す5つのポイント
「自信がない」と感じるとき、
その正体は、“他人と比べて自分を見失っている状態”かもしれません。
ここからは、そんな比較ループから抜け出して、自分の感覚を取り戻すための5つのアクションを紹介します。
どれも難しいことはありません。
今のあなたのままで、今日からできることばかりです。
無意識で比べている情報源を書き出す
まずは「比べてしまう情報」を可視化してみましょう。
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見るたびに焦るSNSアカウント
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自信をなくす投稿ジャンル
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“テンプレ”や“正解”として扱っている情報
それらを一度“紙に書き出す”だけで、自分の思考を外から見られるようになります。
SNSや通知を意図的にシャットアウトしてみる
一時的でもかまいません。
スマホの通知を切る/SNSのアプリを1週間だけ削除してみる/投稿を見る時間を制限してみる。
情報の量を減らすこと=「自分の思考のスペース」を取り戻すこと。
無理して遮断する必要はないけど、「受け取る情報を選ぶ」感覚を持ってみてください。
“できたことリスト”を主観ベースで記録する
自信がないときほど、「できなかったこと」に意識が向きがち。
だからこそ、“できたこと”を、人と比べず、自分基準で記録してみましょう。
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今日やった作業
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起きられた/休めた
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提案を1本送った
どんなに小さくても「自分が動いた証拠」を見える化することが大事です。
「誰と比べていたのか?」を言語化してみる
焦りや劣等感を感じたとき、
「私、誰と比べて落ち込んでるんだろう?」と、相手を具体的に言葉にしてみてください。
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フォロワーが多いあの人
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案件をバンバン取ってる同期
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スクールで一目置かれてた人
名前が出た瞬間に、「別の人間だ」と線引きができることもあります。
成果以外の“満足感”や“動けたこと”を記録する
自信が削られるのは、「結果が出ていない」ときだけじゃなく、
「自分のやったことを認めてもらえない」と感じているときも多い。
だからこそ、“自分にとって意味があった行動”を見逃さないように記録してみてください。
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返信が来なくても提案を出せた
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あきらめたかったけど、作業を再開できた
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「やめたい」を乗り越えて続けられた
それこそが、比べずに積み上げた“あなた自身の証”です。
誰かと比べて落ち込む時間を、
自分を見つめて整える時間に変えていければ、
“選べる自分”が少しずつ戻ってきます。
自信が湧かなくても大丈夫。
行動すれば、自信はあとからついてきます。
比べすぎの習慣から抜け出せたら、“フリーランス 自信がない”は変えられる
「いやいや、そんな簡単に変わったら苦労しないよ…」
って、思いましたよね。私もそう思ってました。
でも、“比べすぎ”が当たり前になっているとき、
私たちは知らないうちに、「自分はダメなんだ」っていう結論ありきの世界で物事を見ているんです。
つまり、「比べること」が問題じゃなくて、
“比べるしかできない状態”に自分を閉じ込めてることが、苦しさの原因。
その枠を少しだけ広げてあげるだけで、
「自信がないから動けない」が「選べる自分」に変わる余白が生まれます。
フィルターを増やすことで、自分の軸を取り戻せる
他人の実績・発信・やり方——
毎日のように目にする「他人の正解」が、気づけば“自分の正解”になっていた。
でも、自分が見てる世界って、
どこまでいっても**「誰かのフィルターを通した情報」**なんですよね。
だからこそ必要なのが、「自分の視点を取り戻すこと」。
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あの人はすごい。でも私は今、これでOK。
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それは向こうのやり方。私はこうしたい。
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私にとっての一歩は、今日のこれ。
こんなふうに、“自分の判断”に納得できる状態を増やしていくことが、自信を取り戻す土台になります。
Webマーケティングは「フィルターを育てる実践の場」
もし今、
「自信をつけたい」
「でも、どうしたらいいのか分からない」
そんなふうに感じているなら——
私は“Webマーケティングを学ぶ”という選択が、一つの助けになると思っています。
というのも、
私自身がこの「比べすぎで動けなかったループ」を抜け出すために、
「私だからこそ活かせる武器」が欲しくて、今Webマーケを学んでいるからです。
最初は「マーケって売る人の仕事じゃないの?」って思ってました。
でも学びながら気づいたのは、マーケティングは「人の気持ちを想像して、言葉を届ける技術」なんですよね。
それってまさに、
自分の視点(フィルター)を育てて、
相手の視点も想像して、
“誰かのために伝える”こと。
今までは「自分には何もない」って思ってたけど、
「人の気持ちを考える力」も、「自分の言葉で伝えたいって思う気持ち」も、
全部、私の中にあったんだなって、今なら思えます。
だからこそ、「自信がない今」は、
その気持ちを“学び”に変える、最高のタイミングなのかもしれません。
自信がないのは、“比べるしか選択肢がなかった”から
フリーランスとして働いていると、
いつの間にか「誰かの正解」と自分を比べるのが当たり前になっていきます。
でも、それが習慣になったことで、
「自分で選ぶ力」まで削られてしまっていたのかもしれません。
そこから抜け出すには、
「受け取る情報」を変えるのではなく、
“どう受け取るか=フィルター”を増やすこと。
そして、「自分の軸で選ぶ力」を少しずつ取り戻していくことが、
“自信がない”状態からの脱却につながります。
今回紹介した6つのステップも、
Webマーケティングのような“人を理解する学び”も、
すべては「選べる自分」を取り戻すヒントとして使ってください。
自信がない=動けない、ではありません。
選べるようになれば、自然と行動できるようになり、
その一歩一歩が、自信を取り戻す土台になっていきます。
比べすぎて立ち止まっていたとしても、
ここまで読み進めてくれたあなたなら、
すでに“次の選択肢”に目を向ける準備はできているはずです。
まずは、できることから。
“自分で選ぶ”という感覚を、今日から少しずつ取り戻していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。